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ヌクレオソーム形成因子Naplの細胞機能の解析

Research Project

Project/Area Number 16770156
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cell biology
Research InstitutionOkayama University (2005)
Teikyo University (2004)

Principal Investigator

山口 まり  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助手 (50349255)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords細胞分裂 / ヒストンシャペロン / 酸性分子シャペロン / M期サイクリン / 核-細胞質間輸送 / 細胞周期 / ヌクレオソーム
Research Abstract

Nucleosome assembly protein 1 (Nap1)は、試験管内でヒストンとDNAからヌクレオソームを形成する反応を促進する因子として同定された。Nap1は、酵母からヒトまで高度に保存されており、真核生物にとって重要な働きをしていると考えられるが、その細胞内機能は不明な点が多い。出芽酵母Nap1は適切な細胞分裂に必要で、nap1欠失株では温度感受性を示すとともに、非常に伸びた形態を示す。細胞分裂が適切に進行するために、Nap1が核-細胞質間をシャトリングすることが必要で、特に、Nap1が核外輸送される際に、何らかの標的因子の核外輸送を介助している可能性が高い。しかし、その標的因子に関しては、未知のままだった。
Nap1の細胞内機能を明らかにするため、昨年度はnap1欠失株の多コピーサプレッサーのスクリーニングを行った。ゲノムライブラリーを導入した約22500の形質転換体から、温度感受性と形態変化を指標にスクリーニングを行い、約120のサプレッサークローンを単離した。今年度は、単離されたクローンの配列を解析し、多コピーサプレッサー遺伝子の同定を行った。標的因子の1つにM期サイクリンの1つであるClb2が考えられ、実際単離された多コピーサプレッサーにCLB2遺伝子が同定された。Nap1はClb2と直接相互作用し、Clb2自身が核-細胞質間をシャトリングすることから、Nap1がClb2の核外移行を介助している可能性が強く示唆された。Clb2以外にも、機能既知のもの未知のものを含め、複数の多コピーサプレッサー遺伝子が同定できており、それらの遺伝子にコードされる因子とNap1の相互作用や、その細胞内局在の解析により、より詳細なNap1の細胞内機能が明らかになると予想される。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2005 Other

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 酸性分子シャペロンNap1の細胞内機能2005

    • Author(s)
      山口(宮地)まり
    • Journal Title

      生化学 77・3

      Pages: 206-212

    • Related Report
      2005 Annual Research Report
  • [Journal Article] 酸性分子シャペロンNap1の細胞内機能

    • Author(s)
      山口(宮地)まり
    • Journal Title

      生化学 (発表予定)

    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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