オーガナイザー形成におけるTEF転写因子の機能解析
Project/Area Number |
16770175
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Developmental biology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
澤田 篤志 独立行政法人理化学研究所, 胚誘導研究チーム, 研究員 (70373313)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | TEF / オーガナイザー / Foxa2 / マウス / 胚葉分化 / 脊索 / Wntシグナリング / 形態形成 / ゼブラフィッシュ |
Research Abstract |
本研究では、Foxa2遺伝子の発現を制御する転写因子としてTEFを単離し、マウスの胚発生におけるその機能の解析を行った。遺伝学的解析によりTEFの機能を明らかにする目的で、TEF1およびTEF4ノックアウトマウスを作成した。しかし、これらのミュータント胚はE8.5において、その形態は正常であった。そこで、TEF1とTEF4のダブルノックアウトマウスを作成し、その表現型を解析した。このミュータント胚はE8.5において、脊索とノード、体幹部の神経組織と体節が失われる表現型を示した。この胚の体幹部では、Brachyury,Mox1,Sox2の発現が失われていたことから、中軸中胚葉、沿軸中胚葉、神経外胚葉のいずれもが欠損していることが分かった。さらにミュータント胚における領域特異的なマーカー遺伝子の発現パターンを詳細に調べた結果、この胚ではロンボメア5から胴部の領域の神経組織が欠損していることが分かった。またTEF1,TEF4ダブルミュータント胚におけるFoxa2の発現は、脊索前盤では認められたが、体幹部および尾芽では失われた。一方で、尾部におけるBrachyury,Tbx6,Fgf8などの発現は認められたことから、原始線条は形成されていることが分かった。さらに、TEFに対する抗体を作成し、免疫組織染色によりTEF蛋白質の局在を解析した。するとTEF1 mRNAはE8.5において胚全体に一様に発現するにもかかわらず、TEF1蛋白質は内胚葉および脊索、フロアプレート、ノードに局在することが明らかとなった。 以上の結果から、TEFには胚葉分化とノード、脊索の形成に必須な役割があることが明らかとなった。さらに、TEFは胚全体に広く発現しているが、その蛋白質が局在することで領域特異的に機能することが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)