ヒートアイランドの緩和に有効な緑地の配置計画に関するシミュレーション手法の開発
Project/Area Number |
16780022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Horticulture/Landscape architecture
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Research Institution | College of Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
入江 彰昭 東京農業大学短期大学部, 環境緑地学科, 講師 (50299939)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 緑地計画 / ヒートアイランド / リモートセンシング / シミュレーション / 温暖化 / 気温推定 / 都市 / アジア地域 / 台北 |
Research Abstract |
本研究は、都市のヒートアイランドの緩和に有効な緑地の計画を扱った研究である。広域的な都市環境情報を解析するのに有用なランドサットデータを用い、ヒートアイランドの緩和に有効な緑地形態、すなわち種類、規模、分布形状について明らかにし、ヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画の手法を提示、特にシミュレーション手法の開発を目的とした。そこで世界のどの地域のデータも入手可能でありシミュレーションの提示ができる人工衛星によるリモートセンシングの有用性をいかし、急速な都市開発による都市環境問題が引き起こされているアジア地域を対象として研究を遂行した。本研究は事例研究による実証的研究の方法をとっていることから、これまでにソウル市、北京市、上海市、バンコク市、マニラ市を事例としてランドサットデータを入手し、画像解析を行い緑地分布図と地表面温度分布図を作成し、両図面の比較検討から、各都市に見られる特性を明らかにした。本年度は特に都市開発の著しい北京市を対象に緑地分布と地表面温度との関係を解析し、緑地形態による地表面温度推定手法を検討してきた。さらに、東京地域を対象に緑地分布と気温との関係を解析し、緑地による気温推定手法を導出した。その結果から得られた緑地からの気温推定式を用いて計画した緑地によるヒートアイランドの変化をシミュレーションの形で提示し、ランドサットデータをベースとしたヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画手法を提案した。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)