Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
1.新たな遺伝子のクローニング 新たに非相同末端再結合に関わる遺伝子であるKu70,Ku80のいもち病菌ホモログ,Khm70,Khm80をPCRにより,日本産イネいもち病菌Ina168株より取得した.これらはこれまでにクローニングしていた遺伝子と同様,アカパンカビ(Neurospora crassa)のホモログと最も高い相同性を示した. 2.N.crassa変異株の相補による機能の確認 これまでにクローニングしたRhm52,Rhm54,Mhm11,Khm70,Khm80をハイグロマイシン耐性プラスミドベクターpCSN43-DESTに連結し,それぞれN.crassaの変異株mus-11,mus-25,mus-23,mus-51,mus-52に導入し,変異の相補により遺伝子の機能を確認した.その結果,Rhm52,Rhm54,Khm80は相補が確認され,機能を持った遺伝子であることが示唆された.Mhm11,Rhm70は相補が見られなかったが,これらは複合体を形成し機能する遺伝子であり,その複合体の形成に問題があることが考えられた. 3.欠損変異株の作成 昨年度開発したベクターをpDESTRと命名し,さらに同様の,ビアラフォス耐性遺伝子を選択マーカーとして持ったベクター,pBARSTを作成した.これらのベクターを使用し,Inverse PCR法によりRhm54,Rhm52,Khm70,Khm80破壊コンストラクトを作成した.10株の形質転換体から,欠損変異株を得ることができ,ベクターの有効性が証明された.
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