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視床下部の神経伝達物質応答解析に基づく大豆イソフラボンの食欲抑制効果の機構解明

Research Project

Project/Area Number 16780093
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Food science
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

岸田 太郎  愛媛大学, 農学部, 講師 (80304658)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Keywordsイソフラボン / 大豆 / 食欲 / エストロゲン / 視床下部 / 神経伝達物質 / レプチン / ダイゼイン
Research Abstract

先に我々は大豆イソフラボン・ダイゼインを雌ラットに与えると飼料摂取量が低下することを見出した。卵巣摘出術はダイゼインによる飼料摂取量低下に影響を与えなかったが、オスでは低下は見られなかった。この作用機構を求め、視床下部食欲関連神経伝達物質の遺伝子発現および血中食欲関連シグナルのプロファイルを調べた。卵巣摘出メスラットにおいてダイゼイン摂取7および14日目に視床下部遺伝子発現を広範にプロファイリングしたがこれらにダイゼインの効果を説明しうる変化は見られなかった。この実験ではデータにバラツキが多く、飼料摂取量の低下を説明する現象は捉えられなかった。自由摂取で飼料摂取タイミングがまちまちな飼育形態では正確なデータを捉えることができないためと推測した。そこで1日2回一定の短時間飼料を自由摂取させる2食制の飼育形態で飼料摂取タイミングを揃え、データを取得することを試みた。2食制では10日間の馴化の後にも自由摂取時の80%程度の飼料摂取量にとどまり、この際ダイゼインの摂取は飼料摂取量に影響を与えなかった。自由摂取では視床下部の食欲関連遺伝子発現に差は見られなかったが、2食制では摂食時間終了直後の食欲抑制物質のCARTが有意に増加した他、食欲促進物質のNPY、AGRPでも有意な増加が観察された。2食制ではダイゼインの効果が見られておらず、パラメータの変動の意義が明確でないため、3食制により飼料摂取量を自由摂取に近づけることを試みた。3食制では5日間の馴化で自由摂取と同等の飼料摂取量を十分確保でき、この際ダイゼイン摂取は自由摂取時と同様に飼料摂取量を低下させた。摂食時間終了直後の視床下部食欲関連遺伝子発現のバラツキは小さくなったもののダイゼインによる効果は認められなかった。今後さらに詳細なパラメータについてダイゼイン摂取直後からの詳細な経時変化を調べる必要がある。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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