Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
1)実用的な触媒的不斉マイケル反応の開発申請者らはすでにD_2対称型新規キラル4級アンモニウム塩を創製し、シッフ塩基の触媒的不斉マイケル反応において最高91%eeを達成している。またα位置換型シッフ塩基を用いても、不斉4級炭素ができることを見いだしている。いずれの生成物も汎用性の高い含窒素化合物であり、天然物合成への応用を検討中である。高いエナンチオ選択性の達成には、触媒芳香環上に電子吸引基が必須であることが分かった。この知見に立脚して、触媒構造の対称性を崩した種々のキラル4級塩を合成して反応を精査したところ、D2対称性は必ずしも必要としない事がわかった。現在、触媒構造の最適化を検討している。2)ジアジアルドール反応を用いる複素環合成反応性官能基であるジアゾ基の特性を活用してシンノリン、アミノインドリンの効率合成法を確立した。本方法論は多置換型の上記複素環合成にも有用であり、機能性素子の迅速合成として期待できる。
All 2006 2005 2004
All Journal Article (11 results)
Organic Letters 8
Pages: 27-30
Tetrahedron 62
Pages: 1390-1401
European Journal of Organic Chemistry
Pages: 752-758
Tetrahedron 61
Pages: 4639-4642
Pages: 5262-5267
Tetrahedron 61(印刷中)
Synthesis
Pages: 960-966
Synlett
Pages: 907-909
Tetrahedron Lett 45
Pages: 1845-1848
Pages: 1104-1106
Tetrahedron Lett. 45
Pages: 1023-1026