Project/Area Number |
16790031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical pharmacy
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森部 久仁一 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教授 (50266350)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 混合粉砕 / ポリビニルピロリドン / ドデシル硫酸ナトリウム / ヒドロキシプロピルメチルセルロース / 固体NMR / プロブコール / ナノ微粒子 |
Research Abstract |
微粒子化メカニズムの解明:微粒子化メカニズムについては、これまで固体NMRによる検討を行ってきており、薬物と水溶性高分子および水溶性高分子と界面活性剤との相互作用が明らかになった。今年度、probucol/PVPK12/SDS3成分混合粉砕物について高分解能SEM観察により粉砕物の微粒子状態を観察したところ、約20nm程度のナノ微粒子(一次粒子)形成が確認された。WetSEM測定による水分存在下での微粒子形状について観察したところ、100-200nm程度の凝集した微粒子の存在が確認された。このようにPVP分子量のちがいにより形成される一次粒子および二次粒子の形状が明らかとなり、これら一次粒子が水中で凝集することにより100-200nm程度の医薬品微粒子が形成するものと推察された。 各種添加剤を用いた機能性微粒子の調製:分子量の大きい医薬品や調製した微粒子に機能性を付与する目的で、別の界面活性剤(CTAB、DCNa、Brij)や水溶性高分子(HPC, MC, HPMC, Eudraguit, PEO)を用いて混合粉砕による微粒子化を試みた。その結果、probucolを用いた場合には、いずれの界面活性剤を用いた場合でもナノ微粒子形成が確認された。一方、別の医薬品を用いた場合にはナノ微粒子が形成しないものも存在した。これまでの検討結果から、微粒子化には3成分間の相互作用が重要であり、医薬品に適した界面活性剤や水溶性高分子の選択が重要であると考えられた。
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