Project/Area Number |
16790202
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human pathology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鹿島 健司 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70292729)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 骨肉腫 / 肺転移 / RNAi / Gene Chip / S100A4 |
Research Abstract |
GeneChip (Mouse Genome 430 2.0,Affymetrix社)を用いて再検討を行ったところ、同様の結果であった。そこで、LM8細胞で発現の亢進が認められる遺伝子を検討した所、Dunn細胞と比較してS100A4遺伝子の10倍以上発現の亢進が認められた。Real-Time PCR法による検討においても8倍程度の発現亢進が確認された。 S100A4はカルシウム結合蛋白であり、細胞運動能を亢進し、メラノーマや腺癌において転移や浸潤に関連すると考えられている。そこで、特異的なRNA干渉を生じるヘアピン構造を含む2本鎖RNAを発現し、ネオマイシン耐性遺伝子発現カセットを含み、さらにトランスポゾン及びインスレーター配列により安定発現を可能にしたプラスミドベクターを作製した。本ベクターをトランスポゼース発現ベクターと共にLM8細胞に導入したところ、S100a4の発現が98%低下したクローン2株を得た。この細胞及びコントロール細胞を用いて、in vitroでの運動能や増殖能を検討したところ、予想通りS100a4の機能阻害により細胞運動能が著明に抑制された.さらにマウス接種による腫瘍形成能・転移能に関して、タンパク発現を含めた検討を行った. また、東京大学附属病院病理部で診断され、同一症例から生検検体・化学療法後切除検体・転移巣切除検体が得られる骨肉腫症例を抽出し、組織マイクロアレイを作製した.これにより、タンパク発現及び化学療法効果や肺転移能の比較を、それぞれの治療段階において一度に検討する事が可能となった。これらの標本に対して、抗S100A4抗体により免疫染色を施行し、ヒト骨肉腫腫瘍組織におけるS100A4の発現を検討したところ、ほぼすべての腫瘍細胞でS100A4は陽性であった. 前半の結果は平成17年第94回病理学会総会にて発表し、その後の結果をまとめて現在論文投稿準備中である.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)