Project/Area Number |
16790329
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
鈴木 康司 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 助手 (60288470)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 肺がん / 炎症 / コホート内症例対照研究 / 疫学 / C-reactive protein / Heat shock protein / C反応性タンパク |
Research Abstract |
文部省科学研究費・特定領域研究「コホート研究による発がん要因の評価に関する研究」(現:大規模コホートの運営委員会、以下文部省コホート研究斑)では、発がんに関連する要因の解明を目的とした大規模なコホート研究が実施されている。文部省コホート研究による1988〜1999年までの大規模コホートの追跡期間中に肺がんで死亡した者のうち保存血清のある者を症例、またコホート集団内で保存血清のある者から、性、年齢(±3歳)、調査地区、採血年を個別にマッチングした生存者を対照としたコホート内症例対照研究(症例:対照=1:2または1:3)により、血清炎症関連物質と肺がんリスクとの関連についての研究を行った。本研究は研究代表者が所属する研究機関において、倫理審査委員会に申請し承認を得た。炎症関連物質である高感度C-reactive protein (hsCRP)、Heat shock protein 70 (Hsp70)の測定をELISA法により行った。最終的な解析対象者は、hsCRPでは症例209人、対照425人、Hsp70は症例189人、対照377人であった。大規模コホートの運営委員会事務局にてべースライン時の個人データと併せたデータファイルを作成しデータファイルを用いて、条件付ロジスティック回帰モデルにより解析を行った。その結果、男性ではHsp70高値群では低値群と比べ肺がんリスクが有意に高い結果を得たが、hsCRPと肺がんリスクとの関連は有意な関連を認めなかった。一方、女性では、対象者数が少ないため、十分な解析が出来なかった。これらの関連は、喫煙習慣、飲酒習慣及びbody mass indexを補正しでも同様な結果を得た。
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