高感度CRPを指標とした動脈硬化症の予防医学的研究
Project/Area Number |
16790333
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西條 泰明 北海道大学, 大学院・医学研究科, 講師 (70360906)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | C-reative protein / 動脈硬化 / メタボリック症候群 / Pulse wave velocity / arterial stiffness / β2-ミクログロブリン / 職業ストレス / 尿酸 / 内臓脂肪 / ヘリコバクター・ピロリ / 生活習慣 |
Research Abstract |
1.コホート調査:対象は2年連続しての健康診断をいずれも受診した、初年度の時点で血圧、血糖値、脂質値が正常でかつ高血圧、糖尿病、高脂血症の既往がない1691名で男性1154名、女性437名、平均年齢46.9歳±6.5。ストレス因子を三分位とし、2年目の血圧値、血糖値、脂質値を共分散分析で解析を行ったところ、努力-報酬不均衡(ERI)モデルでは低努力度で収縮期血圧が上昇し、報酬度では中報酬度でHDLが有意に低値だった。低報酬度高努力を高ストレス群、高報酬低努力を低ストレス群、それ以外を中ストレス群としたところ、中ストレス群でHDLが低値だった。また2年目にメタボリックシンドロームと診断されたのは28名だった。各ストレス因子別にメタボリック症候群の発症をロジスティック回帰分析したが、いずれも有意な差を認めなかった。ERIモデルで努力度と収縮期血圧の関連を認めた。 2.CRP、尿酸値、糸球体ろ過率(腎機能)の動脈脈派速度(PWV)への影響:重回帰分析では、調整後も、男性において、log CRP値、尿酸値は有意にPWV値と関連していた。女性でも、尿酸値は有意に関連していたが、log CRPは有意ではなかった。CRF4分位における調整したPWV平均値は、男性で有意に差が有り、女性では差のある傾向があった)。尿酸値4分位における調整したPWV平均値は、男女とも有意差を認めた。しかし、糸球体ろ過率については明らかな関連を認めなかった。 3.β_2-ミクログロブリン(B2M)のPWVへの影響:B2Mは調整後も有意にPWVと関連し、さらにCRPとの組み合わせも有用な指標であった。 4.メタボリック症候群(MS)とCRP. PWVの関連:MSの構成要素が増えるのに従い、CRPが有意に上昇し、またPWVも有意に上昇し、MSは炎症と早期動脈硬化にかかわることが考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Megumi Utsugi, Yasuaki Saijo, Eiji Yoshioka, Naoko Horikawa, Tetsuro Sato, Yingyan Gong, Reiko Kishi : Relationships of Occupational Stress to Insomnia and Short Sleep in Japanese Workers.2005
Author(s)
M Utsugi, Y Saijo, E Yoshioka, N Horikawa, T Sato, YY Gong, R Kishi
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Journal Title
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