Project/Area Number |
16790349
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
池田 行宏 近畿大学, 医学部, 助手 (20368294)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 骨粗鬆症 / 最大骨量 / BMD / SOS / BUA / 思春期 / 青少年 / コホート研究 |
Research Abstract |
平成16年度に行ったフォローアップ調査のデータをまとめ、学会発表(17^<th> IEA World Congress of Epidemiology)を行った。以下にその概要を示す。 成長期における踵骨超音波指標の変化の様相を5年間追跡のデータを用いて第二次性徴の発来時期別にグループ分けし、分析した。踵骨超音波指標(SOS, BUA)腰椎、大腿骨近位部BMDは345人の男女(男子126人、女子219人)から得られた。ベースライン時の測定値とフォローアップ時の測定値から変化率を求めた。対象者は第二次性徴の発来時期別に4群に分けられ、解析に用いた。腰椎、大腿骨近位部全体BMDは男女とも第二次性徴の発来時期が早い群ほど有意に増加していた。しかしながら、この関係は男子において身長、体重を調整すると有意ではなくなった。踵骨超音波指標は女子のBUAを除いて、このような関係は見られなかった。踵骨超音波指標の変化率は男子では第二次性徴発来時期の最も早い群において有意に大きかった。しかしながらBMDの変化率では第二次性徴発来時期別の有意な関係は何も見られなかった。一方、女子ではBMDの変化率は第二次性徴の発来時期に伴って有意に低下したが、踵骨超音波指標は第二次性徴の発来時期別の変化は見られなかった。 第二次性徴発来時期別の踵骨超音波指標変化率はBMDで観察されたそれとは異なっていた。BMDは面積密度を測定するので、骨の大きさが大きくなることによりその数値が上昇してしまうことにより骨量の実際の変化を過大評価しているだろう。踵骨超音波指標は第二次性徴期のような成長速度の速い時期における実際の骨量増加を評価するうえで、BMDよりも有益な情報を与えることがわかった。
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