Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Research Abstract |
【目的】日本人の食事の多様性を評価した研究は少ない。Kimらは、食生活の国際的な評価指標Diet Quality Index-International (DQH)の一部として多様性スコア提案した(J.Nutr.,2003,133,3476-84)。本研究は、DQI-I多様性スコアを国民栄養調査データから算出し米国と比較した。【方法】1996年の国民栄養調査食品摂取量個人データを使用し、対象者は20歳以上の男女とした。多様性スコアは穀類、肉類/魚介類/卵類、乳製品/豆類、野菜類(漬物含む)、および果実類の5食品群から1群摂取毎に3点、合計15点とした。各食品群の摂取ありの定義に用いる摂取量の閾値は、1)0g、2)15g(穀類30g)、3)30g(穀類60g)、4)45g(穀類90g)、および5)60g(穀類120g)の5種類とした。定義毎に個人単位で多様性スコアを算出して平均値および点数の分布の変化を考察した。【成績】多様性スコアの平均値は定義1)13.9、定義2)13.7、定義3)13.4、定義4)13.0、定義5)12。4だった。穀類、肉類/魚介類/卵類、乳製品/豆類、野菜類、および果実類の摂取者割合は、定義1)99.9%,99.7%,95.9%,99.8%,68.7%、定義2)99.8%,99.2%,90.8%,99.5%,66.9%、定義3)99.6%,98.1%,83.7%,98.8%,65.5%、定義4)98.5%,95.2%,77.6%,97.8%,63.3%、定義5)96.3%,90.7%,70.4%,96.4%,59.4%だった。【考察】乳製品/豆類および果実類の摂取者割合が他の食品群より低い傾向がある。摂取量の閾値が最も高い多様性スコアでも先行研究で報告された米国の値(11.4)より高かったが、摂取量の閾値および食事調査法の違いが影響した可能性がある。
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