食道知覚におけるカプサイシン感受性神経についての検討
Project/Area Number |
16790379
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
|
Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
古田 賢司 島根大学, 医学部, 助手 (40362933)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
|
Keywords | GERD / 走査電子顕微鏡 / 食道上皮細胞間隙 / 細胞表面構造 / 感受性 / 胃食道逆流症 / 細胞間隙 / 免疫電子顕微鏡 / カプサイシン感受性神経 / カルシトニン遺伝子関連ペプチド |
Research Abstract |
GERD患者における症状発生のメカニズムについては未だ詳細は不明である。そこでGERD症状の発生メカニズムの一端を明らかにすることを目的に平成16年度より平成17年度まで検討を行った。本研究では、胃食道逆流症患者(GERD)における食道粘膜生検組織を用いた走査電子顕微鏡観察を行ない、正常者とGERD患者において細胞間隙、細胞表面構造に違いが見られないか走査電子顕微鏡(SEM)を用いて検討を行った。その結果、症侯性GERD症例においては、SEMによる観察にて食道上皮細胞間隙の開大および表面構造の変化が強く認められ、症候性GERD症例において症状が出現しやすい原因となっている要因の一つが明らかとなり、学会発表を行うとともに現在英文投稿準備中である。さらに今後も引き続き症候性GERDにおける感受性について感覚神経の側面から検討を行っていく予定である。また、本研究を行っていく過程で1)食道裂孔ヘルニアおよび逆流性食道炎の発症と動脈硬化とは密接に関係していること、2)H2受容体拮抗薬の2週間連続投与により胃酸分泌抑制効果・胃食道逆流抑制効果の減弱つまりトレランス現象が見られ、H2受容体拮抗薬の連続投与により胃酸分泌の増加、GERD症状の改善効果の減弱が起こることを見出し、それぞれ英文誌に論文発表を行った。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)