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消化管平滑筋およびICCのギャップ結合形成におよぼす性ステロイドホルモンの影響

Research Project

Project/Area Number 16790402
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionTokyo Women's Medical University (2006)
Waseda University (2004-2005)

Principal Investigator

宮本 幸子 (菊田 幸子)  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10367089)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords消化管 / ギャップ結合 / カハールの介在細胞 / 平滑筋 / 性ステロイドホルモン / 免疫組織化学 / 消化器学 / 組織形熊 / 組織形態
Research Abstract

妊娠や性周期といったホルモン状態の変動時には、消化管の運動性にも変化が生じることが知られている。近年、子宮や下垂体においてギャップ結合の形成に対する性ステロイドホルモンの関与が報告されたことから、本研究では、消化管のカハールの介在細胞(Interstitial cells of Cajal ; ICC)や平滑筋細胞におけるギャップ結合の形成に対しても性ステロイドホルモンが影響を与え、消化管の運動性に変化をもたらしている可能性を考え、形態学的に解析してきた。
卵巣を摘出した雌のマウスに、エストラジオール、プロジェステロンあるいは溶媒のみを投与し、1、2、3、4、5日後に各個体から胃、空腸、回腸、盲腸、結腸近位部、結腸遠位部の組織を採取した。ギャップ結合は、その構成タンパクであるコネキシン43に対する抗体を、ICCは、そのマーカーとして知られるKitに対する抗体を用いて免疫組織化学的に検出した。これまでのところ、消化管各部位におけるコネキシンの分布に、ホルモン投与による顕著な影響は認められていないが、今後もホルモン濃度を様々に変化させる等して、引き続き解析を行っていきたい。尚、緊急の必要性があって研究に加えた回盲部においては、回盲弁の筋層に分布する豊富なICCに加え、マイスナー神経叢周辺にも双極性あるいは多極性のKit陽性細胞が観察された。これらのKit陽性細胞でもコネキシンの発現が認められ、筋層内のICCと同様に細胞間ネットワークを形成しているものと推測された。消化管粘膜下層におけるICCの存在は、これまでほとんど報告されておらず、これらの細胞がどのような役割を担っているかについては、今後更なる解析が必要であるが、ICCに対する新たな理解を生み出すものと期待される。これらの成果は、第94回日本解剖学会関東支部学術集会ならびに第112回日本解剖学会総会にて発表した。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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