ES細胞からのリンパ管内皮細胞分化と腫瘍リンパ管特異的な標的分子の探索
Project/Area Number |
16790418
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 めい子 京都大学, 医学研究科, 研究員(科学技術振興)(常勤形態) (20372592)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ES細胞 / 血管新生 / リンパ管新生 |
Research Abstract |
ES細胞からリンパ管内皮細胞の分化誘導:LIFを除いてコラーゲンIV上でES細胞を分化誘導し、VEGFR2陽性の血管内皮前駆細胞をFACSにて採取した。それをコラーゲンあるいはOP9ストローマ細胞上で分化誘導した。 VEGFR2陽性細胞をOP9ストローマ細胞上で3日間培養すると、prox1陽性、VEGFR-3陽性、podoplanin陽性、のLECに分化誘導された。この分化系を用いて、VEGF-Cとangiopoietin1がLEC文化に必須であるが、その他にOP9 stroma細胞に存在する膜タンパクが不可欠である事も証明した。また、Notch遺伝子の改変ES細胞を用いて、NotchのシグナルがLECを阻害することなど、新しい知見を得た。我々の結果は、ES細胞分化系によって、LECと静脈内皮細胞分化の詳細を明らかにするものであった。これらの成果は、現在論文にまとめて、投稿中である。 リンパ管関連分子の機能解析:Podoplaninの細胞外ドメインにFcをつけたPodoplanin-Fcタンパクを作成した。これを用いてpodoplaninの未知のリガンドとの作用を阻止する。リンパ管内皮細胞あるいはがん細胞でのpodoplaninの機能を検討する。 リンパ管内皮細胞の基礎研究:FACSに使える抗ヒト及びマウスpodoplanin抗体を作成した。これらを用いて、ヒトあるいはマウス腫瘍からがんリンパ管内皮細胞を分離する。正常部リンパ管内皮細胞との相違点をmicroarrayで解析する。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)