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ギラン・バレー症候群の自己抗原認識における粘膜免疫組織とCD1bの役割

Research Project

Project/Area Number 16790492
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neurology
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

横塚 由美  明海大, 歯学部, 助手 (20348189)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
KeywordsGuillain-Barre症候群 / CD1 / ガングリオシド / 抗原提示
Research Abstract

1.ギラン・バレー症候群患者血漿からのIgG抗ガングリオシド抗体精製
ギラン・バレー症候群患者血漿をプロテインAカラムを用いて,IgG抗GM1抗体を分離精製した.サブクラスは,以前からギラン・バレー症候群で検出されることが報告されているIgG1およびIgG3であった.
2.モノクローナル抗ウサギCD1b抗体の作成
ウサギCD1b分子のcDNAを基に合成したKeyhole Limpet Hemocyanin付加ペプチドをマウスに免疫し,モノクローナルの抗ウサギCD1b抗体を作成した.ウサギ末梢血を抗原にしたウエスタン・ブロットでは,きれいな単一のバンドが得られたが,残念ながらフローサイトメトリーによる樹状細胞表面のCD1との反応性は,非常に弱かった.すなわち,立体構造の認識をしない抗体が産生されたと考えられたため,この系はここで中止した.
3.ギラン・バレーモデルウサギの作成
Yukiら(Ann Neurol 2001)のプロトコールに従って,ウサギを牛脳ガングリオシドで3週おきに免疫し,症状観察・血漿採取・末梢血単核球のRNA抽出を経時的に行った。ELISAにより血漿抗GM1抗体価の推移を調べたところ,免疫開始19日目から抗GM1抗体価は上昇し,死亡したウサギ#1ではIgG抗GM1抗体が最高力価になった2日後,回復したウサギ#2では14日後に発症した.また,ウサギCD1遺伝子塩基配列を基にプライマーを設計し,CD1 mRNA発現の変化をサブクラスごとにRT-PCRで解析した.その結果,グループ1 CD1 (CD1a1,a2,b) mRNAの発現はGBS発症と共に減少し,死亡したウサギでは検出不能となった.回復したウサギでは,グループ1 CD1 mRNA発現はほぼ免疫前の値となった.CD1dのみを有するマウスではGBSモデル作成が成功しなかったが,グループ1 CD1がB細胞上に発現しているウサギGBSモデルは確立された.GBS発症との相関が見られたことから,グループ1 CD1は自己抗体産生に関与している可能性が示唆された.(第78回日本細菌学会および2005 Meeting of the Peripheral Nerve Societyにて発表予定である).

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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