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IGTにおける細胞内脂質量と糖代謝病態との関連性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16790515
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Metabolomics
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

吉井 秀徳  順天堂大学, 医学部, 講師 (70338416)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords肥満 / 耐糖能障害 / 細胞内脂質 / MRS / インスリン抵抗性
Research Abstract

前回までに我々は、BMI30以上の30〜40代の男性肥満症患者20名を、週1回来院させ、栄養指導と運動療法を3か月間継続することで、どのような代謝変化が起こるかに関して検討した。
その結果、3ヶ月間の介入により、平均6.2kgの減量が達成されたが、この際、運動量の明らかな増加は観察されず、食事量の減少が認められた。この変化に応じて、糖質代謝、脂質代謝、血圧といった動脈硬化のリスクファクターはいずれも有意な改善を認めた。
75g-OGTTにより評価した耐糖能についても、介入後では介入前に比較して有意に血中インスリン濃度、血糖値が低下し、インスリン抵抗性の改善による変化であると考えられた。骨格筋細胞内脂質量と骨格筋のインスリン感受性の指標である糖注入率にも有意な変化を認めなかった。しかし肝細胞内脂質は著明に減少し、それに伴って肝糖取り込みも有意な改善を認めた。以上より、主に食事量の減少による、肥満者を対象とした約6.2kgの減量は、骨格筋ではなく、主に肝臓における糖質、脂質代謝を改善することが明らかとなった。
この変化に伴い、どのような、血中アディポサイトカインの変化が認められるかに関して検討した。
その結果、血中総アディポネクチン、レプチンには有意な変化が認められなかった。
以上より、軽度の食事療法の結果に認められるドラマティックなインスリン抵抗性の改善にはアディポサイトカインの変化を伴わない肝脂肪量の変化が関与する可能性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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