Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
脂肪細胞において概日リズム発現を認めた因子についてのプロモーター解析。昨年度までに検討した脂肪細胞に発現する遺伝子(AP-1、c-fos、c-jun、c-myc、fra-1、C/EBPα、C/EBPδ、PPARγ、PPARα、PPARδ、SHP, RORs、RAR、LXRα、ERRs、PGC1、SREBP1など)のなかで、real time quantitative RT-PCR法にて概日リズム発現を確認した因子のうち、核受容体PPARδ、SHPについてそのプロモーター領域をクローニングし解析した。E-boxの有無やCLOCK/BMAL1による制御の有無、RevREの有無について、一過性発現系によるレポーターアッセイを用いて検討したところ、PPARδ、SHPについては、CLOCK/BMAL1による転写活性化が明らかとなった。またゲルシフトアッセイにて、CLOCK/BMALのプロモーターへの直接結合が確認できた。興味深いことに、SHPについては、その転写活性化因子LRH-1とCKOCK/BMALの間に直接の相互作用が存在することが明らかとなった。以上の結果は、Biochem Biophys Res Commun. 353:895-901に発表した。また、PPARδについては、そのプロモーターはCLOCK/BMAL1による制御のみでなく、Rev-erbα/RORによる制御も同時に受けていた。以上の結果については平成19年6月に開催される第80回内分泌学会学術総会にて発表予定である。
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All Journal Article (5 results)
Biochem Biophys Res Commun. 353
Pages: 895-901
J Mol Endocrinol 38
Pages: 553-566
Biochem Biophys Res Commun. 351
Pages: 176-184
J.Mol.Endocrinology 33
Pages: 585-608
J.Endocrinol. 182
Pages: 295-302