Project/Area Number |
16790600
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
菅原 洋子 久留米大, 医学部, 助手 (40309787)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 肺高血圧 / 骨髄由来単核球細胞 |
Research Abstract |
7週齢の雄性Lewisラットにモノクロタリン(MCT)60mg/kgを皮下投与し、肺高血圧(PH)モデルを作成。またラットの大腿骨より骨髄を採取、単核球を分離し、2×10^7/6cm dishで間葉系幹細胞増殖培地(MF-Medium)を用い培養。60〜80%コンフルエントで継代した。モノクロタリン投与後、2週間経過したラットの外頚静脈よりMillarマイクロチップカテーテルを挿入し、大動脈圧、右室圧を測定した。PHモデル全例で右室圧が上昇しているのを確認。確認後、PKH2-GLで蛍光標識した培養細胞を肺動脈内に投与した。投与後,1日後,2週間後に犠牲死させ,移植細胞の動態をRIにて評価した。細胞投与1日後、2週間後ともに、肺内に生理食塩水を投与したコントロール群に比し、PHモデルでは、有意に標識培養細胞が肺組織内に分布していることがRI検査で確認出来た。また、半減期で補正して、標識培養細胞の経時的変化をみた。RI検査にて、PHモデルでは、コントロール群に比べ、標識培養細胞が2週間後でも肺内により多く残存している傾向がみられた。また、培養細胞投与2週間後に、再度カテーテル検査を行い、右室圧の評価を行った。PHモデルでは、培養細胞投与前およびコントロール群に比し、投与後右室圧の減少を示した。肺動脈の血管造影では、投与前に比べ、肺血管が増強している傾向がみられた。カテーテル終了後、PHモデルを犠牲死させ、心臓および肺組織を摘出し、現在、肺病理像およびVEGF蛋白発現の検討を行っている。
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