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トロンボスポンジン1アンタゴニストを用いた肝線維化分子機構の解析

Research Project

Project/Area Number 16790605
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionResearch Institute, Osaka Medical Center for Maternal and Child Health

Principal Investigator

近藤 宏樹  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 環境影響部門, 主任研究員 (10373515)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords肝線維化 / トロンボスポンジン / LSKLペプチド / TGF-β / 小型肝細胞 / 器官培養
Research Abstract

トロンボスポンジン1アンタゴニスト・LSKLペプチドの持つ肝線維化抑制作用を、肝臓における構成細胞ごとに明らかにする為、ラット培養小型肝細胞を用いた肝細胞の3次元培養系に着目した。ラット培養小型肝細胞は、1つの細胞からコロニーを形成し、肝細胞に成熟する細胞と胆管上皮系のマーカー(CK19)を発現する細胞とに分かれるが、これを培養液中にLSKLペプチドを添加群とペプチド非添加(対照)群の2群に分けてCK19陽性細胞率を比較検討すると、対照群では54.6%であったのに対し、LSKLペプチド添加群では31.3%と有意に抑制されていた。胆管上皮系への分化が抑制され肝細胞への分化が促進されたことは、LSKLペプチドを投与した肝線維化モデルラットの肝組織像において線維化抑制および肝再生が観察されたことと一致した。
肝再生と肝発生における分子メカニズムには、共通する部分が多くあると考えられた為、申請者は、マウス胎生9.5日胎仔肝の器官培養系を確立した。3日間培養を行った結果、培養胎仔肝は、培養3日目に約3倍の体積に成長し、組織像においても肝芽細胞が増殖し、器官発生が進んでいることが観察された。また、肝細胞のマーカーであるアルブミン遺伝子転写産物の発現も増強した。この系を用いて肝細胞の分化・成熟に重要なHepatocyte nuclear factor 4αを過剰発現させた胎仔肝と対照としてLacZを発現させた胎仔肝のmRNAのプロファイルをsubtractive suppression PCR法で比較したところ、いくつかの遺伝子を同定することが出来た。その中には、TGF-β1の標的遺伝子と思われる遺伝子も存在した為、今後さらなる検討を進める予定である。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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