• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

食物依存性運動誘発アナフィラキシーにおける原因蛋白小麦グルテニンのエピトープ解析

Research Project

Project/Area Number 16790642
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

新原 寛之  島根大, 医学部, 助手 (60362935)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords食物依存性運動誘発アナフィラキシー / 小麦 / 抗原 / グルテニン / エピトープ / IgE
Research Abstract

小麦製品摂取後の運動時にアナフィラキシー症状を呈した患者について,小麦製品の摂取と運動負荷,アスピリンの摂取を組み合わせた誘発試験を行い,小麦による運動誘発アナフィラキシーと確定診断した患者血清を収集した。これらの患者血清について精製小麦グルテン構成蛋白質(α-グリアジン,β-グリアジン,γ-グリアジン,ω-5グリアジン,ω-1,2グリアジン,高分子量グルテニンと低分子量グルテニン)に対するIgE抗体の反応性をドットブロット解析により検討した結果,小麦依存性運動誘発アナフィラキシー患者にはω-5グリアジンに最も強く反応するグループと,高分子量グルテニンに反応する2つのグループがあることを見いだした。
まず、高分子量グルテニンのIgE結合エピトープを決定するために、SPOTsメンブレン(SIGMA-Genosys社)上に高分子量グルテニンのアミノ酸配列を基にデザインしたオーバーラップペプチド(14アミノ酸長、オフセット7アミノ酸)を合成しペプチドアレイを作製した。ドットブロット解析で高分子量グルテニンに対する特異的IgE抗体価が高かった患者6名の血清IgEについて、作製したペプチドアレイに対する反応性を調べた。その結果、血清IgEはいくつかのペプチドに結合する事が明らかとなった。さらに、IgEが反応したペプチドには共通して、QQPGQ, QQPGQGQQ, QQSGQGQ配列が含まれており、これらの3種の配列がIgE結合エピトープであると予想された。
次に、これら3種のペプチド(QQPGQ, QQPGQGQQ, QQSGQGQ)を合成し、患者血清IgEの反応性を調べた結果、それぞれの患者のIgE結合エピトープは、患者1はQQPGQ、患者2はQQPGQGQQ, QQSGQGQ、患者3はQQSGQGQ、患者4はQQPGQ, QQSGQGQ、患者5,6はQQSGQGQであると決定した。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi