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上皮細胞間接着における新規分子Calminの機能解析

Research Project

Project/Area Number 16790643
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高石 樹朗  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (10303223)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords上皮細胞 / 細胞間接着 / Calponin homology domain / calponin homology domain / siRNA
Research Abstract

これまでの研究の中で、マウス胎児皮膚の発達過程で発現量が変化する新規の遺伝子としてCalminを単離した。このCalminはN端にCalponin類似のアクチン結合領域とC端に膜貫通領域を持つ。ヒト上皮株細胞であるHaCaT細胞やA431細胞を用いて検討した結果、Calminは上皮細胞において細胞間接着を構成する新規のタンパク質であることが示唆された。Calminの機能を明らかにすべく本年度は以下の検討を行った。
1.これまでの研究によって、Calminは細胞間接着領域に局在することが明らかになっていたが、組織および細胞免疫染色を用いた検討により、核内にも局在することが示唆された。ウエスタン法を施行した結果、A431細胞をはじめとする上皮細胞の核画分にもCalminタンパク質の存在が確認された。ヒトCalminタンパク質の様々な切断変異体をGFP融合タンパク質としてMDCK細胞内で発現させたところ、膜貫通領域を欠き、かつ291〜380の領域を含むタンパク質が核に局在した。よって、ヒトCalmin291〜380ペプチド鎖内に核局在に必要な領域が含まれていることが明らかとなった。このペプチドに既知の核移行シグナル配列は見いだせない。どの様な機構により核に局在するのかを明らかにするためには更なる研究が必要である。
2.前年度までにPlakoglobin(g-catenin)、p120cateninあるいはSmoothelinがCalminと結合するタンパク質である可能性が示されていたが、これを確認するための十分な検討が出来なかった。今後、継続すべき課題である。
3.siRNA発現による発現抑制については、U6プロモーター持つプラスミドベクターに複数の標的配列を組み込み検討を行ったが十分な抑制効果を持つものが得られなかった。現在、tRNA^<VAL>プロモーター持つベクターを用いて新たに検討を行っている。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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