Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Research Abstract |
C57BL/6とBALB/cマウスの雌を10匹ずつ,計20匹を対象とした. recombinant dirofilaria immitis-derived antigen (DiAg)の投与群とコントロール群を両種それぞれ5匹ずつに分け,計20匹を4つのケージで均等に飼育した. DiAgの原末1mgを1mlの生理食塩水で溶解し調整した.その約0.1mlずつを個々のmicro-osmotic pumpに充填し,これを抗原として用いた.コントロールには生理食塩水約0.1mlを充填したmicro-osmotic pumpを用いた. マウスの左腰背部に皮切を加え,両種それぞれ5匹,計10匹の皮下にDiAgを充填したpumpを挿入し留置後,皮膚縫合した.同様にコントロール5匹ずつ,計10匹の腰背部皮下に生理食塩水を充填したpumpを挿入し留置した. DiAg投与8週後にC57BL/6の抗原投与群の1匹に脱毛巣が観察された.同様に10週後にはC57BL/6の抗原投与群の新たに2匹(累計3匹)に脱毛巣が観察された.脱毛は頭部から腰背部にかけて生じ,多発性のものも見られた.DiAg投与前,投与1週後,2週後,4週後,6週後,8週後,10週後,12週後,16週後,24週後とマウスの血液を採取し,遠心分離により血清を抽出して凍結保存した.それを材料にELISA法を用いIgE,IL-4,IFN-γを測定し,現在データを集積しているところである.また,抗原投与約10週後に全てのマウスの背部(脱毛が生じたものは脱毛巣)から皮膚組織を採取し,ホルマリン固定,OCTコンパウンド凍結,PCR凍結用に分けた.HE染色とCD4,CD8抗体による免疫染色にてプレパラートを作成し,現在カウントを進めている.RT-PCRによるIL-4,IFN-γのmRNAレベルの測定は現在着手したところである.
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