呼吸性移動腫瘍の放射線治療における呼吸同期照射の定量的評価と精度向上手法の開発
Project/Area Number |
16790724
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
田中 史穂 山梨大, 医学工学総合研究部, 助手 (70345718)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 呼吸モニタ / 多点式 / 呼吸停止 |
Research Abstract |
・放射線治療中に呼吸性移動を制限するため、以下の様な装置を開発した。 呼吸による体幹部の動きを正確に検出し、かつ呼吸による体幹部の動きを披検者自身に視覚的に確認できると同時に呼吸同期信号を検査装置や治療装置に通知できるようにした。胸部と腹部の呼吸による変異量を機械的に検出できる接触棒を用い、これらを機械的結合する結合機構で、披検者の呼吸による胸部と腹部の機械的動きを合成し、呼吸による披検者体内の特定部位の動きに合致した動きを呼吸移動量指示器に機械的に伝達することができる。従って、披検者は呼吸移動量指示器の上下動作を目視することで披検者の呼吸の状態を視覚的に認識することができる。また、押しボタンスイッチの押下で点灯する表示装置を用い、撮像時や治療照射時に押しボタンスイッチを披検者に持たせ、披検者が呼吸移動量指示器を目視して呼吸移動量指示器値が披検者によって定められた特定位置範囲にある場合にスイッチを押すことで表示装置を点灯させ、披検者の呼吸状態を遠隔で操作する術者に伝達することができる。 ・呼吸停止精度の検証 現在、上記の様な構造で試作機を作成し、以下の様な方法で呼吸停止精度の検証をする予定である。胸部や腹部の放射線治療患者に対し、この発明の多点検出型呼吸モニター装置である胸腹部2点測定式呼吸モニタリング装置を用い、患者に自己呼吸停止を行わせる。X線透視下で毎回の腫瘍の位置を測定し、誤差が5mm以内になるまで呼吸停止練習を行い、所要時間を測定した。その呼吸停止位置において、再現精度の測定用にメルクマール部分を2mm厚で、これと同じ呼吸停止期間中に、呼吸位置計測装置の体表設置位置を含んだ広範囲を10mm厚でCTスキャンする。
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Report
(1 results)
Research Products
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