Project/Area Number |
16790735
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
荻野 浩幸 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (60315885)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 動脈瘤 / 血行動態 / 塞栓術 / 腹腔動脈狭窄 / 血行動態の変化 |
Research Abstract |
成犬20頭に対するドップラーエコー装置を用いての腹腔動脈および上腸間膜動脈血流の観察では、塞栓術前の血行はいずれも大動脈よりの順行性の血流を呈したのに対し、腹腔動脈塞栓術後には上腸間膜動脈の血流方向には変化はなかったものの、下膵動脈から胃十二指腸動脈レベルへの逆流は全例に認められた。腹腔動脈コイル抹消側では血流は停滞し、流速の測定は困難であった。その後の血管造影でも同様の所見であり、腹腔動脈狭窄時には下膵動脈の血流が逆行となることが判明した。一方、上腸間膜動脈を閉塞させた場合には胃十二指腸動脈の流速は平均で1.2倍程度にまで増加し、上腸間膜動脈のコイル閉塞抹消部では少量の血流が確認された。また、完全に血流を途絶させない部分塞栓モデルの場合には血流低下の程度を一定にすることが困難であったが、腹腔動脈の不完全閉塞の場合には完全閉塞で見られたような上腸間膜動脈よりの血行の逆転は観察されなかった。しかしながら、コイル留置部抹消での血流の乱流はいずれの例においてもドップラーエコーにて確認できた。 経時的観察においては、血管閉塞モデル作成後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月後にドップラーで確認したが血流方向および流速には直後との有意差は認められなかった。また、観察期間中には動脈瘤の発生例はなく、12ヶ月後のモデルに中膜の軽度の肥厚が観察された。 以上より血管狭窄や閉塞が血行動態の変化をもたらし、血管壁では12ヶ月で中膜の肥厚が起こるものの、動脈瘤の形成には更なる時間を要するか、もしくは動の炎症性変化などの因子が必要である可能性が示唆された。
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