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HPLC法を用いた血清D-Lactate検出による腸管虚血の早期診断法の確立

Research Project

Project/Area Number 16790753
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

松尾 浩  岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (80362169)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Keywords腸管虚血 / D-Lactate
Research Abstract

本研究の目的はいまだ検出の難しい腸管の虚血を、早期に検出し虚血に陥った腸管のviabilityが保たれている間に、虚血の解除などの治療に結びつけようとする事である。
当初一番はじめに行うよていであった、HPLC法によるD-lactateの検出は未だ不能で、システムの確立がしっかりできていない状況である。
そのため今実験が可能である、実験動物の絞扼モデルの作成を急ぐこととした。
ラットの回腸末端20cmの絞扼モデルにおいて90分間の絞扼(温虚血)においては絞扼解除後3日以内に全例死亡した。この死亡したラットの詳細な組織学的検討で腸管の不可逆的な壊死(Parkらの腸管壊死Grade V)を認めた。腸管虚血実験をすすめていく上で、臨床上必要なことは、まだ腸管がviableな状態での虚血の検出である。よって不可逆的な状態におちいる前の状態を見つけ出す必要がある。よって絞扼解除後数日の間に不可逆的な状態に陥る90分の虚血より短時間の虚血を行い、その後のラットの生存、腸管の再生を検討した。
45分の回腸絞扼虚血では全例ラットは7日間生存し、7日経過後に犠死させ絞扼虚血部分の腸管組織を検討した結果、粘膜の絨毛の丈は低いものの、絨毛はすべて再生し、非虚血部の腸管となんら遜色を認めなかった。
よってこの回腸末端20cmの絞扼虚血モデルにおいては、90分で不可逆的な変化をきたし、45分では完全に回復可能、その間の45分から90分が虚血腸管の回復境界域である可能性が高い事がわかった。
今後この時間帯領域で、腸管虚血のパラメーター検出をし、D-lactateの検出ができるようになった時点でデーターを集積していく予定である。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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