Project/Area Number |
16790801
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | Tokai University (2005-2006) Teikyo University (2004) |
Principal Investigator |
井上 芳正 東海大学, 医学部, 助手 (30306716)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | γグルタミルシステイン合成酵素 / シスプラチン / 抗癌剤感受性試験 / リボザイム |
Research Abstract |
今年度は、CDDST法を用いて腫瘍検体のin vitro cisplatin感受性の測定を続行した。2007年2月1日現在までに、20例の非小細胞肺癌の検体について測定を完了している。 症例の内訳は男性13名、女性7名。病理病期はIA期2例、IB期5例、IIA期2例、IIB期4例、IIIA期6例、IIIB期1例であった。組織型の内訳は腺癌7例、扁平上皮癌8例、大細胞癌1例、pleomorphic carcinoma 1例、non-small cell lung cancer 3例であった。すべての症例において、肺葉切除術以上の手術が施行されている。 全例について凍結標本,パラフィン包埋組織切片の作成、抗癌剤感受性試験(CD-DST法)によるin vitroの薬剤感受性の測定をおこなった。 20例中17例について感受性測定に成功し、シスプラチン0.2mg/mlで腫瘍の生育抑制率は平均34% (range0-68%)であり、シスプラチン1.0mg/mlでは平均56% (range43-84%)であった。 現在、凍結標本よりメッセンジャーRNA (mRNA)を抽出作業中である。今後は、mRNA検体を用いてreal time PCR法により、Yグルタミルシステイン合成酵素のcatalytic subunitおよびmodifier subunitの各遺伝子の発現を測定し、CDDP感受性との関係について検討する。さらにパラフィン包埋切片を用いてYグルタミルシステイン合成酵素のcatalytic subunitの発現の強度を免疫組織化学的に検討し、real time PCRと感受性試験の結果と併せて検討する予定である。
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