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圧迫性脊髄症に対する内在性神経幹細胞を用いた新規治療法の開発に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 16790854
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

小川 祐人  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30265855)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords圧迫性脊髄症 / 神経幹細胞 / ラット
Research Abstract

本研究に用いる動物実験モデルであるラット脊髄虚血モデルについて、本研究に適するモデル作成条件を検討した。本研究に用いるラット脊髄虚血モデルは左内頚動脈からバルーンカテーテルを挿入し下行大動脈の血流を一過性に遮断することにより作成する。遮断する時間が短い場合、脊髄に対する障害は可逆性のものとなり一過性に対麻痺を呈するのみであり、脊髄に不可逆性変化が生じる圧迫性脊髄症に対する治療法の検討を目的とする本研究の動物実験モデルとしては適さない。一方で、遮断する時間が長くなると腸管麻痺などの脊髄以外の臓器に対する阻血の影響が出現し動物が長期に生存できず、比較的長期に脊髄機能の評価を行う必要がある本研究にはやはり適さない。そこで至適血流遮断時間の検討を行った。血流遮断時間を15と20分の2群に分けそれぞれ3匹ずつモデルを作成した。結果であるが、20分群は全てのラットが作成後2日以内に死亡した。15分群は2匹が長期に生存した。そこで、遮断時間を15分としてさらにモデル動物を作成し、脊髄障害の程度について運動機能評価を行った。評価方法として、ラット脊髄損傷モデルの機能評価に用いられているBBBスコアとラットを回転する円筒上を走らせることで機能評価するrotor rodテストを行った。経過観察期間はモデル作成後8週とした。11匹について評価したところBBBスコアは全例でモデル作成後3日以内に満点にまで回復した。Rotor rodテストではモデル作成1週後以降はほぼ走行機能は一定で、モデル作成前の約80%の走行機能を有していた。これらのモデルラットの脊髄における組織学的変化の程度について検討を加えた。その結果、20分群では前脊髄動脈症候群と同様に横断面で前2/3の領域で細胞壊死と炎症細胞浸潤が見られたが、15分群ではH-E染色、LFB染色ともに野生群と比較して有意な差は見られなかった。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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