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前立腺癌幹細胞を標的とした新しい分子治療の開発

Research Project

Project/Area Number 16790929
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionTeikyo University (2005)
Kyorin University (2004)

Principal Investigator

井手 久満  帝京大学, 医学部, 講師 (00301383)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords前立腺癌 / CSF-1R / Tyk2 / Csk
Research Abstract

前立腺基底細胞特異的表面マーカーCD44は膜貫通型の糖蛋白質で、さまざまな臓器の分化や癌の転移に関与していることが示されている。生後10日目のマウス前立腺から抗CD44抗体を用いて、CD44陽性および陰性細胞をそれぞれFACAソーティングで単離し、mRNAを抽出、Protein Tyrosin Kinase (PTK)遺伝子をスクリーニングした。PTKは細胞の増殖のみならず、接着や移動にも関与する蛋白質で、そのシグナルの活性化により癌遺伝子として働くことが知られている。同定された14種類のPTKのなかで、colony stimulating factor-1受容体(CSF-1R)ならびにJak family kinaseに属するTyk2に着目した。免疫組織化学染色による検討で、CSF-1RおよびTyk2の発現は、正常組織と比較し、前立腺癌組織において亢進していた。CSF-1/CSF-1Rシグナルの機能解析のために、野生型CSF-1R及び変異型CSF-1Rを有するレトロウイルスを作製し、CSF-1/CSF-1Rシグナル伝達系による前立腺癌細胞の腫瘍形成能、浸潤能を検討した。CSF-1/CSF-1Rシグナル伝達系は前立腺癌細胞の増殖能は変化させないが、腫瘍形成能、浸潤能を亢進させた。また、Tyk2に対するsiRNAを作成し、前立腺癌細胞に導入したところ、Tyk2のシグナルを抑制することにより、その浸潤能を抑えることができた。Tyk2に特異的なPTK inhibitorを用いた検討でも同様の結果が得られた。これらの結果から、未分化な前立腺細胞からスクリーニングされた遺伝子が、前立腺癌治療の有用な分子標的となる可能性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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