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子宮頸部腺癌におけるHPV感染と癌抑制遺伝子PTENの異常

Research Project

Project/Area Number 16790937
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

佐藤 奈加子  筑波大, 人間総合科学研究科, 講師 (70361334)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords子宮頸部腺癌 / ヒトパピローマウィルス
Research Abstract

子宮頸部に発生する扁平上皮病変(扁平上皮癌を含む)はその原因としてHPV (Human papillomavirus)が関与していることが明らかにされているが、腺癌においても同様に発癌関与している可能性がある。子宮頸部腺癌におけるHPV陽性率は報告によって30〜90%とばらつきがあり、また腺癌病変の周辺にはしばしば扁平上皮病変を伴うため、これまでの報告が腺癌部の感染の状態を正確に反映しているか、あるいは扁平上皮に感染したHPVを観察しているのかははっきりしない。
本研究ではLaser capture microdissection法により、子宮頸部腺癌部のみのHPV感染を厳密に確認することで、腺癌においても扁平上皮癌と同様にHPV感染が発癌の契機となっているのかを検討した。
子宮頸部腺癌・腺扁平上皮癌の症例62例についてLaser capture microdissection法を用いて腺癌部と扁平上皮部を別に採取し、コンセンサスプライマーを用いたPCR-RFLP法によりHPVのタイピングを行った。腫瘍部のHPV感染の有無を検討すると62例中36例(58.1%)でHPV感染を認めた。内訳は内頚部型40例中20例(50.0%)、腸型1例は陰性、類内膜型17例中14例(82.4%)、その他4例中2例(50.0%)であった。陽性例36例中34例が18型に感染していた(複合感染7例を含む)。一方、扁平上皮部では検討が可能であった29例中24例(82.8%)でHPV陽性、その24例中20例が18型に感染していた。腺癌部と扁平上皮部で異なる型のHPVに感染している症例はなかった。
以上より扁平上皮の混入をなくした頸部腺癌細胞そのものにHPV感染が認められることが明らかとなった。また、一症例の腺癌部と扁平上皮部に異なるHPVを検出した例はなく、18型感染が優位であることが確認された。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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