Project/Area Number |
16791030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
寺田 友紀 兵庫医大, 医学部, 助手 (00340977)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 鼓索神経 / 味覚障害 / 中耳手術 / 電気味覚検査 |
Research Abstract |
鼓索神経は舌の前3分の2の味覚を支配しており、解剖学的特徴から中耳手術の際、鼓索神経の接触、切断、牽引などにより、術後に味覚障害が出現することがある。 手術中に鼓索神経を切断した症例の術前、術後の味覚障害について検討した。 2000年1月から2002年4月までの術中に鼓策神経を切断した35例(片側切断32例、両側切断3例、男性14例、女性21例)において、術前術後に鼓索神経領域の電気味覚検査、濾紙ディスク法を施行した。さらに、術前後の味覚症状の有無、障害の種類、しびれ等の感覚異常の有無、症状消失の期間、料理をするか、味付けに困るかなどの項目のアンケート調査を施行した。 術前は1例のみ味覚障害を訴えた。術後味覚障害を訴えた者は19例(59.4%)、舌にしびれを伴うものは11例(34.4%)であった。電気味覚閾値が上昇した例は25例(76.9%)、濾紙ディスク法で閾値が上昇した例は20例(76.9%)であった。自覚症状の消失は2週間以内が5例(27.8%)がけつ、2週間〜6ヶ月以内が4例(22.2%)、6ヶ月〜1年以内が6例(33.3%)、1年〜2年以内が1例(5.5%)、2年以上(現在も続く)が3例(11.2%)と9割近くが改善していた。日ごろ家庭で料理をするのが17例(63.0%)で3人が職業として料理をしていた。味付けには12例(70,6%)が困らなかったと答え、2例(11.8%)が直後のみ、2人が1年間続き、1例(5.9%)が2年経過した現在も続いている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)