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鼻アレルギーの鼻粘膜上皮における黄色ブドウ球菌の定着メカニズム

Research Project

Project/Area Number 16791032
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

塩盛 輝夫  産業医科大学, 医学部, 助手 (50341508)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords鼻アレルギー / 黄色ブドウ球菌
Research Abstract

OVAに感作した鼻アレルギー感作マウスを作成し、鼻腔に10^6CFU/mlの黄色ブドウ球菌懸濁液を接種して、経時的に鼻腔の黄色ブドウ球菌の定着率をOVAに感作していないコントロールマウスと比較した。本年度では改良した鼻アレルギー感作マウスで行った。また黄色ブドウ球菌(MRSAを含む)の菌調整を行い、点鼻および菌回収を気管から鼻咽喉へ洗浄し菌付着を検討した。鼻内に定着した黄色ブドウ球菌はコントロールマウスよりアレルギー感作マウスで多い傾向にあった。現在鼻腔に黄色ブドウ球菌を保有していない鼻アレルギー感作マウスの鼻粘膜より上皮細胞を分離し、10^8CFU/mlの黄色ブドウ球菌を混合してCO_2インキュベーターで経時的に培養後、洗浄してグラム染色し、コントロールマウスと菌の接着数を比較検討した。我々は以前、代表的な鼻腔常在菌でありまた病原性のある黄色ブドウ球菌(以下、黄ブ菌と略)に着目して、鼻アレルギー患者とコントロール群(鼻アレルギーのない健常人)で鼻腔の黄ブ菌保有率を比較し、鼻アレルギー患者で有意に高いことを報告したが、動物実験にて同様な結果が出るかを確認する。細菌感染成立には宿主細胞表面への細菌の接着が第一段階であり、そのため細菌の接着因子に関する研究が多く行われている。黄ブ菌が鼻腔に定着する機序については細菌側と宿主側因子から解析がおこなわれており、黄ブ菌はフィプロネクチンレセプターやラミニンレセプターがあると報告されている。しかしながら鼻アレルギーの鼻粘膜においてなぜ黄ブ菌が高率に定着するかに関する報告はない。本研究による基礎的検討は重要であり、黄ブ菌の定着機構が明らかになれば、臨床面において将来的には黄ブ菌の新たな感染予防手段となる可能性が多いに予想され、具体的には鼻腔MRSAの除菌法やワクチン療法の開発の進歩が期待されると考えられる。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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