Project/Area Number |
16791069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
藤巻 拓郎 順天堂大学, 医学部, 講師 (50333042)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 角膜 / 遺伝子導入 / プロモーター / 角膜内皮細胞 / VIII型コラーゲンα1鎖 / PCR法 |
Research Abstract |
当教室では以前より遺伝性眼疾患、眼表面疾患の研究を行なってきており、近年では膠様滴状角膜ジストロフイ患者に見出された変異MlSl蛋白の角膜上皮細胞内での局在(Murakami A etal. Jpn J Ophthalmol. 2004)、変異M1S1蛋白の細胞接着能低下(Fujimaki T et al. ARVOポスター2004)を見出している。また遺伝子のプロモーター機能解析(Fujimaki T et al. Gene 2004)、や角膜内皮細胞特異的プロモーターの検索(unpublished)ドライアイモデル動物の作製による副交感神経と眼表面恒常性維持との関連性(Toshida H et al. Adv Exp Med Biol 2002)、ドラッグデリバリーシステムとしてのソフトコンタクトレンズの開発(Sato T J App Polym Sci 2005)、などの業績と知見を重ねる中、「遺伝子治療用ソフトコンタクトレンズ」の着想に至った。従来、遺伝子の眼細胞への移入は、培養した細胞を移植する外科的な方法や点眼液による投与で行なわれている。しかしながら、外科的手法では患者への負担が大きくなり、また点眼液での投与は薬剤が点眼後短時間で鼻涙管を通過して流れ去ってしまうという欠点がある。近年、コンタクトレンズは眼鏡と並ぶ屈折矯正法として広く一般化している上、眼表面保護効果を応用した治療用具として広く使用されている。我々はコンタクトレンズを薬物徐放ドラッグデリバリーシステムのデバイスとして応用する研究をスタートさせた。イオン性低含水性コンタクトレンズは薬剤と同様にDNAを高濃度に保持できる性質があることが確認でき、DNAを持続的に徐放するコンタクトレンズを企業との共同研究により開発し、今年度審査請求を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)