看護基礎教育におけるドレイファスの技能獲獲モデルに準じた援助技術学習プログラム
Project/Area Number |
16791353
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
牧野 美幸 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助手 (80322345)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ドレイファスの技能獲得モデル / 看護技術 / 看護教育 / 看護教育学 |
Research Abstract |
1.平成15年度・平成16年度入学生の1回調査結果の比較・検討/結果・考察 A大学看護学科の平成15年度(以下H15)入学生による第1回(基礎看護実習後)、第2回(集中実習後)、第3回(総合実習後)の調査結果の比較検討を予定していたが、第2回、第3回調査の時期は、援助技術の習得において第1回調査の時期より影響要因が増え、要因の特定が困難である。また、研究者は集中実習と総合実習を担当していないため、このような状況で分析をすることは、情報不足のまま、担当教員を評価することにつながりかねない。そのため、A大学看護学科の平成16度(以下H16)入学生で研究参加の同意を得た53名に対し、基礎看護実習後にH15入学生と同一の質問紙・方法にて調査を行い、H15入学生の第1回調査結果と比較した。質問は4段階選択肢「いつも考える(する)4点」から「全く考えない(しない)1点」とし、詳細な技術内容ごとに4点と3点と答えた割合を達成率とし、7割以上を達成、7割未満を達成率が低いとした。分析はspss.12.0を使用し、カイ二乗検定を行い、p<0.05を有意とした。その結果、H15・H16の入学生共に第1段階の事実や特徴を識別する人体の形態・機能に関する同一内容の達成率が低かった。また、体位変換はH15・H16の入学生ともに原理・原則をつなげる内容の達成率が低く、それらを強化する学習の必要性が示唆された。 2.学習プログラム案の作成 7つの援助技術において、関連文献をもとに演習に必要な知識を明らかにし、H15・H16入学生の援助技術の習得状況の比較検討から、学習の強化を必要とする内容を明らかにした。以上から、演習に必要な前提となる知識と具体的な技術内容を整理し、暫定的な学習プログラム案を作成した。今後はより使用可能な学習プログラム案になるよう、カリキュラムを踏まえて検討を重ねていく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)