病院勤務看護師における職業性ストレス要因が心理的および身体的症状に及ぼす影響
Project/Area Number |
16791356
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Nagoya University (2006) Nagoya City University (2004-2005) |
Principal Investigator |
河野 由理 名古屋大学, 医学部, 助教授 (50363916)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 職業性ストレス / 看護師 / 心理的症状 |
Research Abstract |
平成18年度は、平成16年度、および平成17年度に引き続いて、大都市近郊にある病院に勤務する常勤の看護職約1,100名を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した。 看護師の離職に関連する要因について質的分析を行った結果、<仕事量が多く、難易度が高い>ことが最も多く、次いで<身体的負担感>、<人間関係によるストレス>、<自分の知識、能力不足を感じた>であった。さらに経験年数段階別に検討した結果、3年から5年目の看護師において、<自分にこの仕事が向いていないと感じた>と<やりがい感が低い>が多く、また<やりがい感が低い>は6年から9年目の看護師においても多いことが特徴であった。 急性期病院の看護師が仕事の中で取り組みたいことについて、最も多かったサブカテゴリーは、<現在の仕事に必要な知識・看護技術の勉強>であり、次いで<緩和ケア>、<業務の明確化と改善・仕事の効率化>であった。経験年数段階別では、3年から5年目の看護師が、それ以外に<人間関係の改善>や<患者の立場に立って患者のQOL向上を目指した看護>を多く挙げていた。 急性期病院に勤務する看護師が働きがいを感じる時について質的分析を行った結果、すべての経験年数段階にある看護師が最も多く挙げたカテゴリーは【患者・家族のよい反応】であった。その中で多かったサブカテゴリーは、<患者・家族からの直接的なよい反応>と<患者の回復>であった。 平成16年度から平成18年度までの、職業性ストレス要因、ソーシャルサポート要因、並びに心理的および身体的症状に関する調査結果について、部署の診療科の特徴を踏まえたストレス要因やソーシャルサポート要因と考えられることを挙げて、それらの経年的変化も踏まえながら、心理的および身体的症状への影響について検討を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)