Project/Area Number |
16791433
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Community health/Gerontological nurisng
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高山 智子 岡山大学, 医学部, 助教授 (20362957)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | チーム医療 / 組織コミュニケーション / 患者・医師関係 / 対人コミュニケーション / リーダシップ / コンフリクトマネジメント / Cross functional team / 職種間連携 |
Research Abstract |
医療現場において、チーム医療が繰り広げられているチームのあり方の一つとして、臨床研究を支援するために数年前から日本でも導入された新しい職種の一つであるClinical Research Coordinator (CRC)と、医師、患者の3者におけるチーム医療のあり方と患者の視点から見たチーム医療の評価について、考察を行った。 CRCがチームの一員として働いている国内2病院のフィールド調査の結果、設立機構が同じ組織であってもリーダーの考え、各専門家の意識がチームの形成と機能の仕方に影響を与えていることが示唆された。またスタッフ間のコミュニケーションに関しては、個々人の専門家としての能力・技術がまず基本にあり、そしてその上で他職種からなる専門家間のコミュニケーションが成立していること、またその際に組織のコミュニケーションで従来から指摘されている効果的なコミュニケーション行動の種々の要素が、現場においても随所に使用されていることが示された。このようなチームによる医療の提供が行われる場合には、患者は意識しているか否かにかかわらず、個々の専門家だけでなく、専門家同士の繋がり(コミュニケーション)の質や量についても評価の対象にしていると考えられた。 消費者や患者を中心に据えた医療・福祉のあり方が問われる社会の中で、新しい職種や部門、課題達成のチームは、今後も医療・福祉の領域では増えてくることが予想される。効果的なチーム形成と機能のさせ方について、現場の活動から個々の要素に分けて明らかにし、どのような教育的な支援がチームの形成、活動に必要であるかを特定することの意義は大きいと考えられた。
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