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播種性血管内凝固症候群患者におけるリコンビナントトロンボモジュリン体内動態の解明

Research Project

Project/Area Number 16H00513
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅲ-A
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

榎屋 友幸  三重大学, 医学部附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2016
Project Status Completed (Fiscal Year 2016)
Budget Amount *help
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2016: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Keywordsトロンボモジュリン-α / 播種性血管内凝固症候群 / 敗血症
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、播種性凝固血管内症候群(DIC)の治療薬であるリコンビナントトロンボモジュリン(TM-α)の個体差要因を解明することである。TM-αは生体内で切断されると考えられており、切断様式に病態や重症度による差異があると考え、本研究ではTM-αの切断様式を解明することを目的として研究を開始した。
TM-αに対して免疫沈降を行うため、市場で販売されている抗ヒトリコンビナントトロンボモジュリンポリクローナル抗体を購入し、TM-αの標品を用いて免疫沈降法を行った。しかしながら、免疫沈降できなかったため、TM-αに対するウサギポリクローナル抗体を作成した。作成した抗体を用いてTM-αの標品を免疫沈降し、Sodium dodecyl sulfate-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(SDS-PAGE)を行い、65 kDa付近にTM-αのバンドを確認した。TM-αが投与されたヒト血漿を検体として、抗TM-αポリクローナル抗体を用いて免疫沈降を行いSDS-PAGEを行ったところ、TM-α以外のバンドを検出した。これらのバンドのうち、分子量が小さい位置に見られたバンドは、TM-αの分解産物や相互作用しているタンパク質と考えられた。また、TM-αよりも分子量が大きい位置にみられたバンドは、TM-αと相互作用しているタンパク質と考えられた。
今後は、これらのタンパク質を液体クロマトグラフィータンデム質量分析法により解析することで、TM-αの切断様式や相互作用しているタンパク質を同定していく予定である。本研究をさらに進めることで患者個々のTM-αの切断様式を同定できるため、TM-αの臨床効果の個体差要因を解明できると考えられる。また、相互作用しているタンパク質を同定することで、TM-αの抗炎症作用の機序を解明でき、DICに対する新規治療薬の開発に繋がることが期待できる。

Report

(1 results)
  • 2016 Annual Research Report

URL: 

Published: 2016-04-21   Modified: 2021-04-25  

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