Project/Area Number |
16H03470
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Historical studies in general
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
真道 洋子 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (50260146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥15,730,000 (Direct Cost: ¥12,100,000、Indirect Cost: ¥3,630,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2017: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2016: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | 物質文化史 / イスラーム地域 / 考古学 / 歴史学 / 文化財科学 / ブハラ・オアシス / フスタート / イスラーム考古学 / ガラス器 / 陶器 / モロッコ / スペイン / 美術史 |
Outline of Annual Research Achievements |
海外調査として、真道、新免、石田他が5月にウズベキスタン、ブハラ・オアシス発掘調査参加し、出土ガラス研究に従事した。特に今回はガラスの化学組成とガラス製造に関わる研究のため、化学分析班の連携研究者新免歳靖氏と資料の検討及び採集とを実施し、また、研究協力者のガラス作家石田彩氏と製作技術上の検討を行った。 真道と石田は、1月にロンドン大学で開催されたイスラーム考古学のシンポジウムに参加し、欧米研究者との意見交換を行い、さらに大英博物館他でカット装飾小瓶の実測図作成及び撮影を行った。ビクトリア&アルバート美術館でもイスラーム期のガラスや陶器の展示品をはじめとする関連資料の調査を実施した。研究協力者の小林は、カイロとパリで関連資料収集とイスラーム美術品の調査を行った。 国内調査では、早稲田大学考古学資料館に保管されているエジプト、フスタート遺跡出土遺物の中で、本年度は特にガラス器全般とイスラーム陶器について研究を進めた。 さらに、本年度はルーヴル美術館よりRocco Rante博士を招聘し、東洋文庫、東京大学東洋文化研究所、青山学院大学、横浜ユーラシア文化館、龍谷ミュージアムで講演会および研究集会を行い、中央アジア等の研究者と意見交換を行った。また奈良で橿原考古学研究所付属博物館及び新沢千塚遺跡の見学、二条城をはじめとする京都史跡をめぐり、考古学者や文化財修復関係者と意見交換を行った。 以上のほか、研究代表者、連携研究者が各自、関連学会や研究会で発表を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ルーヴル美術館と共同のブハラ・オアシスの発掘調査参加と遺物研究が順調に進められており、出版に向けて準備をするに至っている。また、Rante博士招聘によって、日本の研究者との意見交換や交流も進んだ。また、ロンドン、パリ、カイロなどでの資料調査も実施できた。国内でもフスタート遺跡の出土遺物研究が継続できている。これによって、考古・美術品・文化財科学の研究の進展がみられた。 また、国内では計9回における文献班および文化財科学班などの班ごとの研究会を実施し、その他研究会等での研究発表も行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
ブハラ・オアシスの発掘調査参加の継続と、新規にルーヴル美術館が開始するイラン・ホラサーン地域の発掘調査へも参加し、ガラスを軸に考古学・文化財科学の分野で海外との連携研究を推進する。これに伴い、国際学会や書籍出版を通じて海外での研究成果発表にも重点を置いていく。
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