癌の発生と悪性進展における低酸素応答機構と癌抑制機構のクロストークの役割
Project/Area Number |
16H06891
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Tumor biology
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
子安 翔 京都大学, 放射線生物研究センター, 研究員 (80781913)
|
Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2017)
|
Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 腫瘍 / 低酸素 / HIF-1 / p53 / 悪性腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、HPF-4がHIF-1を活性化するメカニズムとして、HIF-1αのタンパク量への影響をウエスタンブロッティングで検討した。HPF-4の過剰発現によってHIF-1αのタンパク量は変化しなかった。次に、HPF-4がHIF-1αのtransactivation 活性に影響を及ぼすかどうかを検討するためにGal4DBDにHIF-1αの転写活性部の様々なdeletion mutant を連結させた融合タンパクを作成し、E1b Luciferase を用いてHIF-1の転写活性を発光量で検出することができるシステムを作成し、検証したところ、HIF-1αの二か所の transactivation domain についてHPF-4が活性の上昇をもたらすことが確認できた。また、共免疫沈降法で、HPF-4とHIF-1αのinteraction があることを示唆する結果を得た。
次に、HPF-4の活性部位の同定を行うために、各ドメインのdeletion mutant 等を用いて上述の活性化の有無を調べたところ、5つあるドメイン中、3つのドメインを除去したmutant では活性が失われることが分かった。
さらに、p53 がどのレベルでHPF-4の活性を抑制するかをメカニズムの異なるp53 の変異タンパクを用いて検証した。p53の変異体のうち、立体構造の異なるもの(R175H)、立体構造は同一であるがDNAへの結合能を持たないもの(R248W)、DNAへの結合はあるが転写活性を持たない4アミノ酸置換の変異体(Cell 145, 571:2011)のいずれもHPF-4の抑制能力を持たなかったことから、p53の直接のinteraction というよりは、下流遺伝子が関与していることが考えられた。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)