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RIPK1による樹状細胞の機能制御とそれによる腸炎誘導の分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 16H06945
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

森脇 健太  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70778068)

Project Period (FY) 2016-08-26 – 2018-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2016)
Budget Amount *help
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords樹状細胞 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 免疫学 / 細胞死 / 炎症
Outline of Annual Research Achievements

炎症は組織恒常性を維持するための生体防御反応であるが、その制御異常は慢性・急性炎症を引き起こす。樹状細胞はこの炎症反応を誘導する重要な免疫細胞の一つである。RIPK1は、TNFなどの免疫・炎症に関連する受容体の下流でシグナル伝達を担う細胞質内キナーゼであり、培養細胞を用いた解析により、炎症との関連が疑われてきた。しかし、RIPK1ノックアウト(KO)マウスが生後すぐに死亡するため、その生体内での機能は不明であった。そこで我々は、前年度までに樹状細胞特異的RIPK1 KOマウスを作成し、樹状細胞におけるRIPK1の機能を解析することを目的とした。
平成28年度では、当マウスの免疫器官における免疫細胞の数を調べ、樹状細胞中のRIPK1が定常時においてどのように免疫恒常性に関わっているかを検討した。また、RIPK1のキナーゼ活性を欠損したRIPK1 kinase deadノックインマウスでも同様の検討を行った。樹状細胞特異的RIPK1 KOマウスの脾臓を観察すると、そのサイズが野生型より大きく脾腫を伴うことが分かった。しかしながら、この脾臓から回収されるCD45陽性の免疫細胞の数は野生型と大きく変化しなかった。 脾臓における免疫細胞の数を検討したところ、樹状細胞、好中球、マクロファージの数に異常が見られた。次に、大腸の粘膜固有層に局在する免疫細胞の数を調べると、脾臓と同じように樹状細胞、好中球数の異常が見られた。これらの異常はRIPK1 kinase deadマウスでは見られなかった。以上のことから、樹状細胞中のRIPK1はキナーゼ活性非依存的に免疫恒常性の維持に重要であることが分かった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

樹状細胞に発現するRIPK1のキナーゼ活性非依存的な機能が定常状態での免疫恒常性に重要であることが分かった。

Strategy for Future Research Activity

本研究課題は平成28年度が最終年度のため、記入しない。

Report

(1 results)
  • 2016 Annual Research Report

URL: 

Published: 2016-09-02   Modified: 2018-01-16  

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