樹状細胞サブセットの分子基盤の確立と恒常性維持機構の解明
Project/Area Number |
16H07132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
大田 友和 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 学内助教 (60782836)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 樹状細胞、 / サブセット / ケモカイン / 遺伝子改変マウス / 腸管免疫 / 樹状細胞 / 恒常性 |
Outline of Annual Research Achievements |
樹状細胞(DC)は様々なサブセットから構成され、そのサブセットはサブセットに特有の機能的特性を発揮する。ケモカイン受容体XCR1を発現するDCサブセット(XCR1+DC)は、細胞傷害性T細胞の分化支持能が高く、がんや微生物感染に対する防御免疫に関与する事が知られていたが、XCR1+DCを構成的に欠失するマウス(XCR1+DC欠失マウス)を樹立、解析することにより、XCR1+DCの新たな機能として腸管T細胞集団の生存および活性化を支持する機能を見出した。さらに、XCR1+DCは、腸管T細胞を活性化し、XCR1リガンドであるXCL1の発現を誘導しながら、XCL1からのシグナルを受け取り活性化され、腸管から腸間膜リンパ節へ移動していること、すなわちXCR1-XCL1軸を介したXCR1+DCと腸管T細胞のクロストークが重要であることを明らかにした。しかしながら、XCR1+DC欠失マウス、XCR1あるいはXCL1の遺伝子欠損マウスの表現型を比較することにより、XCR1とXCL1の相互作用だけでは、XCR1+DCの機能的意義を説明できず、XCR1+DCに特有の他の機能分子が関与する可能性が示唆された。そこで、腸管粘膜固有層からXCR1+DC(CD103+CD11b-DC)、CD103+CD11b+DCおよびCD103-CD11b+DC 、3種類のDCサブセットの遺伝子発現プロフィールを比較検討し、XCR1+DC優位に発現する遺伝子群を選出した。発現の特異性や機能的ポテンシャルなどの観点から候補遺伝子を順位づけした後、CRISPR法にて4種類の遺伝子欠損マウスを樹立した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)