Project/Area Number |
16H07303
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Rehabilitation science/Welfare engineering
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小島 翔 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助手 (10780330)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | リハビリテーション / 神経生理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
運動療法と体性感覚入力を併用することで運動療法の介入効果を促進することが報告されている.そこで本研究の目的は,運動療法と併用するための最適な触覚刺激方法を確立するため,機械的触覚刺激による介入が皮質脊髄路の興奮性に及ぼす影響を明らかにすることとした. 対象は健常成人14名であった.皮質脊髄路の興奮性指標は運動誘発電位(MEP)を用い,左大脳皮質一次運動野に対する経頭蓋磁気刺激により右第一背側骨間筋より導出した.体性感覚刺激には,疾患による使用制限が少ない機械的触覚刺激を用い,20分間の刺激を右示指先端に行った.刺激介入は5条件とし,1)単純刺激条件は,示指の指腹に設置した24本のピンを同時に突出させる条件,2)横複雑刺激条件は,示指に平行な縦6本の刺激ピン列が左右に1列ずつ移動する条件,3)擦刺激条件は,使用する縦6本のピンを固定し,機械制御により刺激プローブ自体が示指の指腹を左右に移動する条件,4)縦複雑刺激条件では,横6本の刺激ピン列が前後に1列ずつ移動する条件,5)ランダム刺激条件は,縦6本の刺激ピン列が横4列のうちいずれかの1列に突出する条件とした.MEP計測は,介入前,介入直後,介入5分後,介入10分後,介入15分後,介入20分後に各15波形を記録し,介入前後で振幅値の比較検討を行った. その結果,単純刺激条件では,MEPの有意な低下が認められた.一方,横複雑刺激,擦刺激,縦複雑刺激条件ではMEPの有意な増大が認められた.ランダム刺激条件では,MEPの有意な変化は認められなかった.これらの結果から,一定時間の機械的触覚刺激は皮質脊髄路の興奮性を変動させることが明らかとなり,その変動は機械的触覚刺激方法に依存して変動することが明らかとなった.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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