Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本年度は、第1に異なるユニット数を持つ炭素架橋フェニレンビニレンオリゴマー2種類を用いた有機共結晶のレーザー特性に関する研究を行い、そのレーザー発振特性の変調性、エネルギー移動ダイナミクスの詳細な検討、また基板表面の変化による構造体の異なる結晶成長についてより詳細に検討を行った。有機共結晶を用いた初めてのレーザー発振波長変調の系であり、本研究はAmerican chemical societyのNano Letter誌に論文として発表を行った。第2にホウ素錯体であるBODIPY分子の分子集合とそれらのマイクロ結晶が示す特異な発光特性について評価を行った。これらの発光特性を時間分解分光やマイクロ波伝導度測定を行うことで、発光色変化の原因の追究を行った。その結果、発光色変化は、無機半導体に類似した結晶中にあるわずかなキャリアトラップサイトが寄与していることが明らかになった。これらの成果は、American chemical society誌のJournal of physical chemistry C誌に受理され、また表紙として選出された。第3に光異性化分子を用いた、スイッチング可能な光共振器開発とその大面積アレイ化およにディスプレイ応用に関する研究を行った。本年度はとりわけ、大面積アレイ化とディスプレイ応用に向け力を注いだ。その結果、親水性-疎水性にマイクロパターニングを施した基板を用いて、その基板表面上で自己組織化を行うことで、半球状の光共振器をマイクロスケールにて、cm2スケールの基板上全体に作成することに成功した。また光異性化も可能であるため発光のOn/Offも可能であり、光によりシンボルや絵を描くことができる。本研究は現在論文投稿中である。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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All Int'l Joint Research (5 results) Journal Article (7 results) (of which Int'l Joint Research: 6 results, Peer Reviewed: 7 results, Open Access: 3 results, Acknowledgement Compliant: 2 results) Presentation (17 results) (of which Int'l Joint Research: 6 results, Invited: 1 results) Remarks (3 results)
J. Phys. Chem. C
Volume: 123 Issue: 8 Pages: 5061-5066
10.1021/acs.jpcc.8b09202
Nano Lett.
Volume: 18 Issue: 7 Pages: 4396-4402
10.1021/acs.nanolett.8b01442
Chem. Asian J.
Volume: 0000 Issue: 10 Pages: 0000-0000
10.1002/asia.201801219
Adv. Opt. Mater.
Volume: 5 Issue: 10 Pages: 1700123-1700123
10.1002/adom.201700123
Advanced Optical Materials
Volume: 印刷中
Journal of visualized experiments
ACS Nano
Volume: 10 Issue: 7 Pages: 7058-7063
10.1021/acsnano.6b03188
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201607041400.html
http://www.chem-station.com/blog/2016/08/ColorTunable.html
http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~yamamoto_lab/Homepage_Japanese/toppu.html