翻訳伸長段階におけるリボソームストークタンパク質複合体の分子動態解析
Project/Area Number |
16J01001
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
今井 大達 新潟大学, 自然科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | リボソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は①リボソームストーク・ABCE1間相互作用の細胞内の機能解析と②ABCE1依存のサブユニット解離反応におけるリボソームストークの機能解析を行った。
①P1とABCE1の相互作用の細胞内機能解析を試みた。酵母ABCE1(Rli1)は致死遺伝子であるため、その発現をガラクトースプロモーターで制御する出芽酵母株rli1-degron株を作製した。rli1-degron株にRli1-野生型、またはリボソームストークと結合しないRli1-3S変異体の発現プラスミドをそれぞれ補填し、内在性Rli1非存在下における生育を観察した。その結果、3S変異によりrli1-degron株の生育が阻害され、リボソームストーク・ABCE1間相互作用が出芽酵母の生育に重要であることが判明した。
②リボソームストークはABCE1のATP加水分解を促進する。一方で、リボソームサブユニット解離におけるABCE1のATP加水分解の役割は明らかではない。そこでリボソームサブユニット解離におけるABCE1のATP加水分解の役割とリボソームストークの機能解析を行った。出芽酵母80Sリボソーム、Rli1、Dom34、eIF6をそれぞれ精製し、試験管内でのリボソームサブユニット解離を検出した。非加水分解性ATPアナログであるANP-PMPを用いると、ABCE1依存のリボソームサブユニット解離が著しく阻害された。この結果からABCE1のATP加水分解はリボソームサブユニット解離に必須であることが判明した。さらにRli1-3S変異体を用いると、ABCE1のATP加水分解効率およびリボソームサブユニット解離効率がそれぞれ約60%まで低下した。これらの結果から、リボソームストークはABCE1のATP加水分解を促進することでリボソームサブユニット解離を誘導することが判明した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)
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[Journal Article] The ribosomal stalk protein is crucial for the action of the conserved ATPase ABCE12018
Author(s)
Imai, H., Abe, T., Miyoshi, T., Nishikawa, S., Ito, K., and Uchiumi, T.
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Journal Title
Nucleic Acids Res.
Volume: 46
Issue: 15
Pages: 7820-7830
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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