イネ病害抵抗性誘導時に重要なジャスモン酸シグナルを制御する転写因子の解析
Project/Area Number |
16J01564
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Plant protection science
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
宇治 雄也 愛媛大学, 連合農学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 植物ホルモン / 感染生理 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)によって誘導される転写因子JMTF1のイネ白葉枯病抵抗性における機能解析を進めた。設定した研究計画は概ね遂行でき、成果を得ることができた。具体的には以下のとおりである。
(1)JMTF1の植物病理学的役割の解析 JAを処理したイネにおいて複数の揮発性物質が蓄積することが明らかとなっている。さらに、それら揮発性物質のうち、揮発性テルペンは、テルペン合成酵素(TPS)によって合成され、その合成産物がイネ白葉枯病抵抗性において重要な役割を担っていることが報告された。そこで、JMTF1過剰発現イネにおいて高発言しているTPS遺伝子を探索した結果、イネ白葉枯病菌に対して抗菌活性を示すγテルピネン合成酵素であるOsTPS24をコードする遺伝子の発現誘導が認められた。そこで、JMTF1過剰発現イネに蓄積している揮発性物質を探索した結果、γテルピネンがWTと比較して有意に蓄積していた。以上のことから。JMTF1はγテルピネンの合成に関与し、イネ白葉枯病抵抗性に寄与することが明らかとなった。さらに、JMTF1過剰発現イネにおいて発現が抑制されるOsEXPA4遺伝子に着目し、その過剰発現イネを作出した。作出したOsEXPA4過剰発現イネのイネ白葉枯病抵抗性を解析した結果、無処理時でイネ白葉枯病の病斑長が長くなり。イネ白葉枯病抵抗性が低下した。以上のことから、JMTF1はOsEXPA4の発現を抑制することによりイネ白葉枯病抵抗機構に寄与することが示唆された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)
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[Presentation] Role of a transcription factor JMTF1 in jasmonate-induced resistance to rice bacterial blight in rice.2016
Author(s)
Uji, Y., Fujii, Y., Kiryu, M., Yamada, S., Shishido, H., Akimitsu, K. and Gomi, K
Organizer
ファイトジーンの可能性と未来VIII
Place of Presentation
サンポート高松シンボルタワー6階かがわ国際会議場(香川県高松市)
Year and Date
2016-10-17
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Int'l Joint Research
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