Project/Area Number |
16J01768
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Natural disaster / Disaster prevention science
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Research Institution | Tohoku University (2017) Kansai University (2016) |
Principal Investigator |
門廻 充侍 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2017: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2016: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 海洋レーダ / GPS波浪計 / 特性化波源モデル / 津波波源推定 / 南海トラフ地震津波 / 津波断層 / 津波観測情報 / 不均一すべり分布 |
Outline of Annual Research Achievements |
①特性化波源モデルの高度化と南海トラフ巨大地震津波を対象とした検討 2011年東北地方太平洋沖地震津波(以下,東北津波)においては,被災状況把握の遅れが人的被害を拡大した一つの要因になった.この問題を改善するために,激甚被災地の探索技術の開発が求められている.津波数値計算を用いた激甚被災地探索の推定精度は,外力条件の精度に大きく影響される.そこで,津波発生直後にGPS波浪計で観測される限られたデータのみを使用した特性化波源モデル推定法を前年度提案した.しかしながら,上記モデルは津波波源の複雑性が考慮されていなかった.そこで,津波波源の複雑性を考慮した特性化波源モデル推定法を検討した.具体的には,内閣府想定ケース4を推定対象として,内閣府(2012)が提供している小断層群を用いて,前年度と同様の手法で波源モデルを推定した.その結果,大すべり域および超大すべり域の形成位置を推定できるものの,その精度は出力地点の位置関係に依ることを示した.
②海洋レーダを用いたリアルタイム津波成分抽出法の検討とその適用例 東北津波において,海洋レーダによる津波の観測が初めて成功し,海洋レーダによる津波検知の可能性が実証された.海洋レーダ用いた津波防災の高度化を実現するためには,リアルタイム津波成分抽出法の精度向上が求められている.先行研究において,津波流速のピークを過小に評価することが課題として挙げられていた.そこで,地震発生前に観測された流速の60分平均を背景流と仮定し,レーダ観測流から津波成分を抽出する手法を提案した.南海トラフ巨大地震津波に対して適用した結果,過大評価の誤差は最大7.5%,過小評価の誤差は最大7.5%であることを示した.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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