インドネシア・リアウ州における自立小農のアブラヤシ生産とその流通システムの解明
Project/Area Number |
16J02180
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小泉 佑介 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | インドネシア / リアウ州 / アブラヤシ / 移住者 / 流通システム / 生業構造変化 / 人口センサス個票データ |
Outline of Annual Research Achievements |
報告者の研究は,インドネシア・リアウ州において拡大する小規模なアブラヤシ栽培に着目し,地域住民の生業変化や収穫物の流通システムの解明を目的としている.報告者は,平成28年度に実施した調査・研究を踏まえ,平成29年度は,リアウ州での追加的な現地調査と,これまで収集したデータの分析結果を論文にまとめる作業をおこなった. 現地調査に関しては,平成28年度において,住民に対する聞き取り調査を実施してきたリアウ州のA村とB村にて,各村の開拓史などに関する補足的な調査を実施した.平成29年5月には,A村の村役場での土地売買に関する資料収集に加え,A村の歴史に詳しい住民へのインタビューを実施した.これにより,20世紀後半から現在までのA村の開拓史をまとめる作業をおこなった.平成29年9月には,リアウ州北部のB村に滞在し,平成28年度の追加調査として,B村やその周辺村における農業協同組合を訪問し,住民が収穫したアブラヤシが搾油工場に運ばれる経路と,その中間に位置する買い取り業者の役割について,聞き取りをおこなった.平成29年度の現地調査では,調査許可の期限内に,A村とB村での追加調査に加えて,政府の関係諸機関にて,データ・資料の収集を実施することができ,概ね計画通りに調査を遂行することができた. 研究成果の発表に関しては,学会発表や論文の投稿を進めてきた.平成29年4月には,ベトナム・ホーチミンで開催された第25回国際地理学会・持続的農村社会部会の国際会議に参加し,平成28年度に実施したリアウ州A村での調査結果を報告した.この学会には,オーストラリアをはじめとする,人文地理学と東南アジア地域研究の専門家が参加しており,報告者の発表に対して,東南アジアの政治制度・生態環境・文化・慣習といった観点から,有益なコメントを得ることができた.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)