1価2価混合アルカリ珪酸塩融体の物理化学:地球科学―ガラス工学への応用
Project/Area Number |
16J02542
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Petrology/Mineralogy/Economic geology
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
則竹 史哉 東京工業大学, 物質理工学院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 珪酸塩融体 / 分子動力学法 |
Outline of Annual Research Achievements |
東京工業大学物質理工学院材料系、矢野・松下研究室に所属し、1価2価混合アルカリ珪酸塩融体の物理化学の研究に従事した。この期間に珪酸塩融体の分子動力学シミュレーションの結果の解析方法の開発に関する論文(Hung et al., 2016)、および珪酸塩融体のイオン液体・ネットワーク液体転移を示唆する論文(Noritake & Kawamura 2016)を発表。構造の変化に関する解析としてHanoi University of Science and Technology(現在 Ton Duc Thang University所属)のHung教授と共同でネットワーク構造の変化の解析法として、Si-Oネットワークの分類法、さらに1価2価混合アルカリ珪酸塩融体の解析に非常に適していると考えられるSimplex Cluster解析を開発した(Hung et al., 2017, In Review)。それを用いて現在、過去の高圧力下におけるシミュレーションの解析を行っており、アルカリ元素が含まれるO-Simplexのクラスターの特徴が物性に大きく寄与することを見出しつつあり、論文の投稿の準備を進めている。この解析法を用いれば今までにできなかった混合アルカリ効果によって構造がどのように変化しているのかを特徴づけることができるようになるだろう。またその他の活動として前年度所属していた東京大学大学院理学系研究科地殻化学実験施設で行っていた高圧下における氷の物性に関する研究に理論計算担当として協力、論文を発表した(Komatsu et al., 2016; Watanabe et al., 2017)。6月に日本コンピュータ化学会吉田賞(論文賞)を受賞。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Partially ordered state of ice XV2016
Author(s)
Komatsu, K., Noritake, F., Machida, S., Sano-Furukawa, A., Hattori, T., Yamane, R. and Kagi, H.
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Journal Title
Sci. Rep.
Volume: 6
Issue: 1
Pages: 28920-28920
DOI
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Peer Reviewed / Open Access
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