「環化-分子間アルキリデン基移動」反応を鍵とする新規多置換複素環合成法の開発
Project/Area Number |
16J02647
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
儀間 真也 東北大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2017: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2016: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 金触媒 / 光反応 / ヘテロ環 / 環化反応 / アルキン / 転位反応 / へテロ環 / エステル基 / イソオキサゾリン合成 / エン反応 / 不斉転写 / イソオキサゾール合成 |
Outline of Annual Research Achievements |
反応系中で 3 価の金を発生させ、還元的脱離によってアリール化する手法は、近年精力的に研究がされている。一般的に金触媒は 1 価と 3 価の酸化状態で存在するものの、金触媒によるクロスカップリング反応は他の金属と比較して報告例はほとんどなかった。これはクロスカップリング反応で汎用されている Pd0/PdII の酸化還元電位の値はE0 = 0.92 V であるのに対し、AuI/AuIII の酸化還元電位の値は E0 = 1.41 V であり、同様に他の金属と比較して酸化還元電位が高いことから、金触媒での酸化的付加過程が困難であることが原因として考えられる。この高い酸化還元電位を克服するために、アリールジアゾニウム塩と光レドックス触媒を組み合わせることで 3 価の金を発生させる手法、アリールジアゾニウム塩と塩基を組み合わせることで 3 価の金を発生させる手法がそれぞれ開発されてきた。これらの手法によって様々なカップリング生成物が得られてきたものの、求電子部位をアルキンとした含窒素へテロ環化合物の合成は未だに達成されていない。私は本手法を用いて、芳香族化などのさらなる変換可能な二重結合を有する含窒素多置換ヘテロ環化合物を合成することを考えた。 この作業仮説の下、求電子部位にアルキンを導入した基質を用い、金のレドックス触媒反応におけるヘテロ環合成の検討を行った。N-プロパルギルアミドに対し、アリールジアゾニウム塩、金触媒、塩基を用いて反応を行ったところ、目的の環化-アリール化反応が進行した生成物が得られた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)