破骨細胞特異的ATMノックアウトマウスを用いたカップリングファクター制御機構解明
Project/Area Number |
16J02900
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
弘實 透 慶應義塾大学, 医学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 骨代謝 / ATM / 破骨細胞 / 骨粗しょう症 / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者らは遺伝子解析から,複数のカップリングファクターの発現がNF-kBの 制御を受ける可能性を見出し,さらにNF-kB制御因子の一つとしてAtm遺伝子に着目した.本研究は,破骨細胞特異的ATMノックアウトマウス(以下AtmCtskマウス)の表現型解析を行い,カップリングの機構解明およびカップリングを標的とした骨粗しょう症治療の確立を目的として遂行した.AtmCtskマウスの表現型解析から,1.破骨細胞分化に伴い(活性酸素依存的に)ATMのリン酸化が起こる.2.AtmCtskマウスは骨量減少をきたす.3.AtmCtskマウス破骨細胞はアポトーシス抵抗性を有する,4.AtmCtskマウス破骨細胞はNF-kB経路の活性化が起こる,という事が明らかとなった. つまり,破骨細胞分化に伴い活性化するATMが,破骨細胞の寿命を負に制御しているという事が明らかとなった.一方,カップリング調節機構におけるATMの役割を培養上清を用いた共培養などの系で検討したが,明らかにする事は出来なかった. 本研究成果を2016年のScientific Reports誌に論文発表し,整形外科および骨代謝関連の学会で発表した.ATMは細胞の生死を司る因子であるが,本研究によりATMが破骨細胞においては,細胞死を促進する方向に働いている事が示唆された. またPreliminaryな結果として,機序は不明であるが,老齢マウス由来の破骨細胞においてはATMのタンパク発現が低い事を示唆する結果が得られており,老人性骨粗しょう症との何らかの因果関係が考えられた.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)